マカスケ > 現場のお役立ち > 脱ホワイトボード

現場の予定、ホワイトボードと電話をやめる方法
【5〜30人の工事会社向け】

脱ホワイトボードは、「新しい道具を覚える」ことではありません。「書く場所を、一つにする」ことです。

現場のお役立ち|読み終わりの目安 約6分

朝、ホワイトボードの前に人が集まる。書き換えた予定が、現場に着いた職人さんには伝わっていない。夜になると社長の携帯に「明日どこでしたっけ」の電話が鳴る。月末は、記憶とExcelを突き合わせて請求書づくりに半日。——このどれかに心当たりがあるなら、この記事は役に立つはずです。

ここでは、5〜30人ほどの塗装・美装・内装・設備といった現場仕事の会社が、現場に負担をかけずにホワイトボードと電話をやめていく順番を、現場目線でまとめました。特定の道具を売り込む前に、まず「やめ方そのもの」を整理します。

1. なぜホワイトボード+電話+Excelは、いつか限界がくるのか

ホワイトボードは、事務所にいる人には最高の道具です。問題は、現場に着いた人には見えないこと。ここから、三つの手間が生まれます。

手間①:同じ予定を、何回も書き写している

ホワイトボードに書く。職人さんに電話やメッセージで伝える。月末にExcelへ打ち込む。請求書ソフトにもう一度。——同じ現場の情報を、多いときは四回書いています。書き写しが増えるほど、どこかで抜けます。年に何回か見つかる「請求し忘れた現場」は、たいていこの書き写しのすき間から落ちています。

手間②:変更が、伝わりきらない

現場の日程は変わります。雨で飛ぶ、急な差し込みが入る、元請けさんの都合でずれる。ホワイトボードを書き換えても、もう現場に出た人には届きません。「聞いてない」「言ったはず」の水掛け論は、道具の問題であって、人の問題ではありません。

手間③:写真と予定が、別々の場所にある

現場写真はみんなの携帯の中。予定はホワイトボード。指示は電話。あとで「あの現場の写真、誰か持ってない?」と探し回ることになります。

つまり、悪いのは現場でも事務所でもありません。「書く場所が多すぎる」だけです。脱ホワイトボードのゴールは、機能を増やすことではなく、書く場所を一つにまとめることです。

2. やめる前に決める、たった3つのこと

道具を選ぶ前に、社内で三つだけ決めておくと、移行が驚くほどスムーズになります。

① 誰が「見る」人で、誰が「書く」人か

全員が書き込めると、かえって混乱します。予定を書くのは社長と事務員だけ、現場の職人さんは「見るだけ」——と分けると、運用が一気に楽になります。見るだけの人には、金額を見せないようにしておくのが安全です。

② 変更を、どうやって全員に届けるか

「書き換えたら、その場で全員の画面が変わる」——これがホワイトボードには絶対にできないことで、脱ホワイトボードで最初に効く一点です。電話やメッセージで追いかけるのをやめられます。

③ どこまでを一つにまとめるか

予定だけをまとめても、月末のExcelは残ります。写真・作業指示書・請求までを同じ場所にまとめると、書き写しがまるごと消えます。最初は予定だけでも構いませんが、最終的にどこまで一本にするかは先に決めておきましょう。

3. 今日からの移行手順(過去のデータは移さない)

移行と聞くと、過去の予定を全部入力し直す重労働を想像しがちですが、その必要はありません。順番はこうです。

  1. よく使う元請けさんの名前と、働く人の名前を登録する。これだけが最初の準備です。名簿を見ながらでも、1時間あれば終わる分量です。
  2. 「今日からの予定」だけを入れ始める。過去は移しません。ホワイトボードは、しばらく併用しても構いません。
  3. 1〜2週間、両方を並行で回す。現場が新しい画面を開く習慣がつくまでの助走期間です。
  4. 現場が自分の画面を見るようになったら、ホワイトボードを外す。ここまで来ると、夜の電話がまず減ります。
ポイントは「今日から始める・過去は移さない」。移行を大ごとにしないことが、続く最大のコツです。

4. いちばん多い失敗「現場が開かなくなる」の避け方

小さな会社の道具選びで、いちばん多い失敗はこれです。多機能な管理システムを入れたものの、現場が使いこなせず、3ヶ月ほどで自然消滅する。工程表・原価・図面・チャットまで揃った道具は、機能の8割が使われず、「現場が開かない」状態になりがちです。

避け方はシンプルで、「覚えることが少ない」ことを最優先で選ぶことです。具体的には:

機能の多さではなく、「現場のいちばん手が動かない人が、毎日開けるか」で選ぶと、失敗しません。

5. 道具の選び方(何を基準にするか)

脱ホワイトボードの道具は、大きく三種類あります。それぞれ向き不向きがあります。

カレンダー共有アプリ

予定を共有するだけなら手軽です。ただし、写真・作業指示書・請求にはつながらないので、月末はやはりExcelへ戻ることになります。「予定だけ、まず共有したい」段階には向いています。

多機能な施工管理システム

工程・原価・図面まで一つにできますが、価格は月数万円〜、導入に社内教育が要ります。50人を超える規模や、原価管理まで作り込みたい会社に向いています。5〜30人の会社では、前述の「現場が開かない」失敗が起きやすい領域です。

予定〜請求に絞った、現場向けの道具

予定・写真・作業指示書・請求だけに機能を絞り、覚えることを少なくした道具です。工程表や原価管理までは持たない代わりに、現場の全員が毎日開ける簡単さと、書き写しをなくす一本の流れを両立させています。5〜30人で「まず脱ホワイトボードして、請求までつなげたい」会社に向いています。

実物の週間画面(社名・人名は架空のサンプル)。ホワイトボードの「1週間ぶん」が、そのまま全員のスマホに入ります。
実物の週間画面(社名・人名は架空のサンプル)。ホワイトボードの「1週間ぶん」が、そのまま全員のスマホに入ります。

マカスケは、ここに立っています。

予定・写真・作業指示書・請求を、ひとつの画面に。50〜60代の職人さんも、その日から。何人で使っても定額です。まずは登録なしで、実際の画面を触ってみてください。

30日、無料でためす

マカスケは、建物メンテナンス会社の日常業務の中から生まれ、開発元の現場で毎日使われている道具です。料金は30日の無料期間のあと、月4,980円(税込・人数無制限・全機能)の一本です。初期費用も解約金もありません。

この記事を、現場の仲間に送る
LINEで送る