現場管理システムの料金、月額だけで比べると失敗します
— 見落としやすい4つの落とし穴【2026年7月】
同じ「月額◯円」でも、税の書き方と人数の数え方で、1年後の支払いは十万円単位で変わります。
現場管理のシステムをいくつか並べて、月額の安い順に見ている。よくある比べ方ですが、これだけで決めると入れたあとで「聞いていた金額と違う」になりがちです。理由は単純で、料金表に出ている数字が、そもそも同じものを指していないからです。
ここでは特定のサービス名は出さず、どの会社の料金表を見るときにも効く4つの確認点を整理します。最後に、うちの料金がどうなっているかも事実として書いておきます。
1. 料金の形は、だいたい3つに分かれる
金額を比べる前に、その料金がどの形かを見分けてください。形が違うものを金額だけで並べても、比較になりません。
| 料金の形 | 数え方 | 効いてくるところ |
|---|---|---|
| 人数課金型 | 使う人1人あたり月◯円。人が増えれば増える | 職人さん・外注さんまで登録すると、人数ぶん毎月効いてくる。人の出入りが多い会社ほど読みにくい |
| 上限つき定額型 | 月◯円に「◯人まで」が含まれ、超えた分は追加 | 上限の内側にいる限りは定額で読みやすい。上限をまたいだ月から、実質は人数課金に近づく |
| 人数無制限の定額型 | 月◯円のみ。何人で使っても変わらない | 人数が増減しても請求額が動かない。逆に、1〜2人で使うなら割高になることもある |
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
どれが優れているという話ではありません。自社の人数と、その増減の激しさで向き不向きが決まります。事務所の2人だけが使うなら人数課金がいちばん安く、職人さん15人にも予定を見せるなら定額型のほうが読みやすい、といった具合です。
2. 落とし穴① 税抜表示 ── 同じ数字でも1割違う
いちばん多い取り違えがこれです。料金ページの数字が税抜なのか税込なのかは、会社によって違います。表示の近くに小さく「価格はすべて税抜表示です」と書いてあることも珍しくありません。
消費税10%なら、税抜10,000円は税込11,000円です。料金表に「10,000円」と「11,000円」が並んでいても、片方が税抜なら実は同じ金額ということが起こります。逆に、どちらも「9,000円」と書いてあって片方だけ税抜なら、年間で10,800円ちがいます。比べるときは、必ずどちらかに揃えてから並べてください。
3. 落とし穴② 「◯人まで込み」の外側にいる人
「30人まで込み」と書いてあると、うちは10人だから余裕、と読んでしまいます。ここで確認してほしいのは誰を数えるのかです。
- 予定を見るだけの人も1人と数えるか ── 職人さん・外注さんに予定を見せたいだけなのに、その全員がアカウント扱いになると、想定の3倍の人数になることがあります
- 協力会社は別枠か ── 自社アカウントと協力会社アカウントを分けて数える形もあります
- 超えたときの単価 ── 1人あたりいくら上乗せか。年度替わりで人が増える会社は、ここが実質の料金です
- 減らしたときにすぐ下がるか ── 現場が減った月に、その月から下がるのか翌年度までそのままか
職人さん・外注さんまで含めた実際の人数で試算し直すと、月額の順位が入れ替わることがあります。ここは申し込み前に必ずやってください。
4. 落とし穴③「無料」の中身 / ④ 料金は変わる
無料期間は長さだけでなく中身を読んでください。見るのは3点です。カード登録が要るか。期間中に解約すれば0円か。無料のあいだ使える機能に制限がないか。「2か月無料」でも、肝心の機能が有料になってから初めて使えるなら、試したことになりません。
そして料金は変わります。どのサービスも、導入したときの価格がそのまま続く保証はありません。契約前に最新の公式ページで確認するのが確実です ── これはうちも同じです。将来ずっと同じ額だと約束しているサービスがあれば、その根拠のほうを確かめてください。
5. マカスケの場合(事実)
比べる側の物差しを出しておきます。うちは人数無制限の定額型で、月額4,980円(税込)の一本です。上の4点に当てはめると、こうなります。
- 税: 税込表示です。4,980円がそのまま毎月の支払額になります
- 人数: 社員・職人さん・外注さんを含めて何人で使っても料金は変わりません。職人さん・外注さんはアプリもアカウント登録も要らないゲストIDで予定を見られます
- 無料期間: 30日。カード登録はありますが、期間中に解約すれば0円です。機能の制限はありません
- そのほか: 初期費用0円・解約金0円
向いていないケースも書いておきます。工程表・実行予算や原価管理・図面管理・部署をまたぐ承認まで一つのシステムに求めるなら、機能を幅広くそろえた多機能なシステムのほうが合います。うちは「予定・写真・指示書・見積・請求・入金・粗利」を6画面に絞った道具で、そのぶん覚えることを少なくしてあります。
6. よくある質問
Q1. 月額が安いほうを選べば、支払いは少なくなりますか?
必ずしもそうなりません。表示が税抜のサービスと税込のサービスを並べると、同じ数字でも実際の支払いは1割違います。また「◯人まで込み」の上限を超えると追加料金がかかる形もあるため、比べるのは表示価格ではなく「自社の人数で1年使ったときの総額」です。
Q2. 職人さんや外注さんの人数は、料金に数えますか?
サービスによって違います。予定を見るだけの人も1アカウントとして数える形と、社内の何人かだけを数える形があります。人数が季節や案件で増減する会社では、ここが毎月の請求額を左右するので、申し込む前に「誰まで数えるのか」を必ず確認してください。
Q3. 無料期間があれば、とりあえず申し込んで大丈夫ですか?
「無料」の中身は各社で違います。カード登録が要るか、期間中に解約すれば0円か、無料期間中に使える機能に制限があるか。この3点を読んでから申し込むと、思わぬ請求を避けられます。
Q4. マカスケの料金はどうなっていますか?
月額4,980円(税込)の一本で、何人で使っても変わりません。初期費用も解約金もなく、30日の無料期間中にやめれば0円です。職人さん・外注さんはアプリもアカウント登録も要らないゲストIDで予定を見られるため、人数が増えても料金は動きません。
マカスケは、建物メンテナンス会社の日常業務の中から生まれ、開発元の現場で毎日使われている道具です。料金は30日の無料期間のあと、月4,980円(税込・人数無制限・全機能)の一本です。初期費用も解約金もありません。